
こんにちは、立川店デザイナーの長岡です。
先日、中学校の同窓会を開催しました。
卒業してから30年ぶりの再会で、
懐かしい友人達や先生方に再会でき、楽しいひと時を過ごしました(^0_0^)
ある程度年齢を重ね(私45歳です)あらためて学校生活を振り返ってみると、
人生の中で、『ごく僅かな時間だったな』と感じます。
そしてその僅かな時間が、多感な年頃の子供にとっては貴重な財産になります。
そして人の思い出と同時に、風景の思い出も刻まれます。
今回、青春の思い出となる『学校』の風景づくりをお手伝いをさせて頂くことになりました。
正義作法を学ぶ、礼法室の前庭の改修計画です。
デザインをするにあたり、もっとも大切な事は『コンセプト』です。
今回の庭園改修計画にあたり私が考えたコンセプトです、
ちょっと長くなりますが読んでみてください。
『自然を取り込み、自然に返す雑木の庭』
現状、あまり活用されていない礼法室前のスペースを有効的に活用するために
大きな既存樹を活かしながら計画し、雑木林を散策するイメージで飛石の園路を設けています。
庭門を設けることで、生徒さん達に「門を潜ってみようかな」という気持ちにさせます。
様々な木々の合間をかいくぐり、季節の彩りを五感で感じながらゆっくり歩くことで、
四季折々の植物たちと身近にふれ合い、自然を感じ、そして自然を学ぶ事ができます。
2台の座卓は既存樹の下に設置し、庭を眺めながら休憩できるような腰掛けとして使用します。
礼法室からの景色も雅な趣となり、よりいっそう授業の質が向上するかと思います。
僅か3年間の学校生活の中で、
思い出のワンシーンとなる風景の一部になれば嬉しいな、
という思いで設計をしました。
ちなみに私の次女は今年高校受験です。
頑張れ、受験生諸君!!!